ゼルドナーシルト


評価・レヴュー

中世ヨーロッパ的な背景を基本に、傭兵や騎士団を中心としたタクティカルシュミレーションRPG。特長はプレイヤーが肩入れする国によってストーリー展開やエンディングが異なること。主人公の育ての親が殺され、その敵討ちと、戦乱が続く大陸を統一し平和をもたらすこと、という両軸で話しは展開していく。全体的によくまとまった秀作といった感じだが、依頼を受けて仕事を解決しお金をもらい出世していくという単純作業にもなりかねないところがネック。ストーリーも両軸が中途半端な感じでどちらにも集約していかず、最後まで盛り上がりに欠けるまま終わってしまう感もある。シュミレーションゲームならもう少し緻密さが必要だし、RPGならばもう少し盛り上がりのあるストーリー展開が必要だろう。グラフィックデザインや世界背景、戦闘システムなどは評価できるだけに、もう少しシナリオに心躍る展開があれば優秀な作品になったと思うところが残念だ。



プレイ日記・感想

こういう中世ヨーロッパや騎士団、傭兵という雰囲気が好きな人はけっこう多いと思うから、
このゲームが嫌いな人はそんないないとは思う。
でもそれだけという感も否めないかな。
最初はどうプレイしました?
最初から特定の国に絞って依頼を受けたのか、それとも各都市を放浪しつつ依頼を受けたのでしょうか?
おそらく各地を巡った方がゲーム的には楽しめると思いますが。
ただ、どちらにしてもイベントは少ない気がする。
だから、マルチエンディングとはいえ全てのエンディングを見ようとする気力は続かないのが正直なところ。
最近マルチエンディングにして何度もプレイしてもらおうという作品が増えているが、
はっきり言ってあまり好きじゃない。
どちらかと言うと、エンディングは一つで、マルチシナリオになっていた方が楽しめる。
クリアすることを楽しむというよりも、その過程を楽しむシュミレーションなりRPGの方が好きだ。
現実そういうゲームの方が根強い人気があると思う。
このゲームでもイベントやストーリーが弱いので、なかなか主人公やヒロイン、サブキャラクターに感情移入できない。
仇であるコルテスや悪の権化であるスマイリーをどんどん追いつめていったり、
中隊長から傭兵隊長、騎士団長へと出世していく爽快さも弱い。
とにかく中途半端だから感想も中途半端な感じで・・・(笑)



攻略メモ

協会へのお布施は忘れずに。
一騎討ちの必殺技はあまり役に立たない。それよりも普通の攻撃や防御力を高めておいた方が一騎討ちでは楽に勝てる。アクセサリーを身につけたり、酒を飲んだり、強い武器や防具を装備したりして高めておこう。
部隊編成のコツは全体攻撃魔法を持つキャラクターを中心にすること。
特にドレインを唱えたあと魔法攻撃すれば、ほぼ一発で全滅できる。
全体攻撃魔法で部隊を全滅させれば回復魔法も必要ない。

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