サクラ対戦3 〜巴里は燃えているか〜

評価・レヴュー

DCソフトとしてまず最初に名前が上がるのは、このシェンムーだろう。噂では総制作費70億円とも言われており、セガがDCの起爆剤にと意気込んで作られた作品だ。しかし、結果は大失敗だったと言っていいと思う。何が失敗だったのか?一言で言ってしまえば「ゲームとして意味ないところに労力と費用をかけすぎて、肝心のシナリオがお粗末すぎる」ことだ。ゲーム時間の24時間に合わせて、ゲームの中の横須賀に住む住人たちが本当に暮らしているかのように行動する、これは確かによく出来ていると思う。しかし、それはゲームの面白さとはまるで関係ない。クリア期間も「花の散るころまで」と説明書に書いてあることから。3、4月ぐらいまでだと思うが(実際には確かめていない)、ほとんどのプレイヤーが年が明ける前にクリアしたことだろう。主人公が習得する技も多数用意されているが、それら一つ一つを活用する機会もない。おそらく作り手の意図としては、クリアを急がずに、12月〜3月ぐらいまで、季節イベントなどをこなしながら、シェンムーの世界の住人になったつもりで堪能してほしいということなのだろう。だが、父親を殺されて、その仇を追う青年が、恋にうつつをぬかしたり、ましてや、ゲームセンターやスロットで遊びまくるはずがないわけで、それをプレイヤーに要求するのはおかしなはなしである。ネコを探したり、お婆さんを道案内したりぐらいはまだ許せるが・・・。とにかく、意気込みだけで中身はさっぱり、という作品になってしまっている。


プレイ日記・感想

どこに70億が・・・?
グラフィックと住人のリアルタイムプログラムかな?
そんなところにばかり力を入れられてもね・・・。
声優もちと酷い・・・。
安めぐみなんか棒読み棒読み棒読みですし・・・。
残りはインチキ外人日本語ばかり・・・。
「〜あるよ」
なんて喋る中国人を久々に見た(笑)
親友がトムだし・・・(笑)
なぜフォークリフトをそこまでして上手に運転しなくちゃならんの?
シナリオ進行に関係無い住人たちは話しかけてもかなり冷たい。
ギャクキャラの不良兄ちゃんいつの間に友達に(笑)
これ、シナリオさえ良かったら、狙いどうり大ヒット作になったかもしれないのに、
5回も6回もフォークリフトレースやられちゃたまらんよ・・・。
それにしてもキャラたちの顔が恐い。
とくに子供とお年寄り・・・。
まあ、ある意味DCを象徴する作品ですな。



攻略メモ

とにかく聞き込みすること。時間的な余裕はけっこうあるので焦らず、ベテラン刑事のようにローラー作戦で聞き込みすれば話は進む。それでも迷ったら占ってもらおう。港に行くまではそれでオーケー。港でバイトし始めてからも、あまり深く考えずウロウロ聞き込みしていれば話は進みます。

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