イヴ・ゼロ 完全版

評価

大人気シリーズ「EVE」のシリーズ3作目。イブ・バーストエラーの2年前を描いている。イブ・バーストエラーのクローン技術の元になる話が描かれている。「EVE」シリーズの特徴であるマルチサイトシステムはもちろん、今回はシリーズ初となるマルチエンディングとなっている。さて、評価はと言うと、最悪だったイブ・ロストワンに比べれば格段に良くなったが、イブ・バーストエラーと比べると劣ると言えるだろう。まず、イブ・バーストエラーの2年前を描いているので、マルチサイトシステムがいかされていない。それは、小次郎とまりなが接触しないという足かせがあるからだ。イブ・バーストエラーで始めて知り合う設定になっているので、このイブ・ゼロでは2人を無理矢理合わないようにしなければならず、それが違和感を生み出している。2人のストーリーはリンクしているのにまったく接触しないというのは無理がある。真とトアというキャラを2人に配分しているのはわかるが、お世辞にも巧くいってるとは言えない。また、イブ・ロストワンと同じように、TLUEエンディング(どっちがTLUEエンディングかわからないが、個人的に真もトアもいなくなる方と考える)がバットエンディングぽいのが、どうかな〜、という感じだ。けっこう後作になって過去を描くとうのはパターンとして多いが、いろいろ制約があって難しいのだろう。オススメ度は50%くらい。



感想

バーストエラーを当然意識して作られているのですが、
どうも「悲しいエンディング」というものにこだわりすぎてる感があるような。
確かにバーストエラーでは悲しいエンディングでしたが、どちらかと言えば感動するエンディングでした。
それを「EVEシリーズは悲しいエンディングが支持されている」と製作者が思い違いしてるような感じがします。
ロストワンではそれで非難轟々だったわけですし・・・。
でも、ちなみにイブ・ゼロに付属されているEVEシリーズの解説本みたいのには
「桐野杏子、江国雄二の両名が砂漠にてEVEを発見する。その後、対ロストワン用ワクチンを完成させる」
と世界は救われたことになっています。
なんかゲームのエンディングとは違うような・・・(笑)
まあ、その後の話である「ADAM THE DOUBLE FACTOR」も発売されていますから、
世界は救われたのでしょうね(笑)
なんかシリーズを重ねるごとに崩壊していく感じがします(笑)
元々パソコン版では18禁ゲームですしね・・・。
それと、やはり多くの人が言っていますが、コマンド総当り式のADVGはもう古いかなと・・・。
さらに言うと、人が死にすぎです。
結局主要キャラ以外全て死ぬ感じです。
まあ、これもイブバーストエラーとのつながりを考えての足かせでしょうね・・・。
小次郎シナリオのきっかけとなる茜はほったらかしですし・・・(笑)



攻略メモ

分岐は「真を先に・・・、真を後に・・・」という選択肢です。
「先に・・・」は真とトアが残りアルカが死ぬEND。@
「後に・・・」は真とトアが死にアルカが残るEND。A
ただし、@を見るには、まりなシナリオでまりながトアに憑依しているアルカと接触してないことが条件になります。
セントラルアベニューやゲーセンでの接触イベントを発生させないようにしてください。

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